浄泉爺のブログ

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島根県の取り組み

昨日、以下のニュースを見た。

 

news.yahoo.co.jp

 

私は大変これには感心した。首都圏におられ、持病をもった島根県出身者が一時帰省する際に、経過観察する為のホテル代を半額支援するというもの。

 

コロナ禍において、地方のイメージは必ずしも良くないと思う。都会からの帰省等を規制し、どちらかと言えば都会から帰ってくるなというイメージ。重症化しやすい老人の比率が高いというのは確かにあり、とても心配ではあるが、都会にいる若い人からすると、自分たちさえ避ければ良いのかというイメージもあるだろう。もちろん、逆の立場でコロナ禍以前については、都会の状況を自分達さえ良ければ良いのか?地方の現状を無視するなという印象ではあったが。

 

今回の、この島根県の取り組みは、なかなか良いアイデアだ。島根県という県のイメージは確実にアップするだろう。県出身者だけではあるが、場合によっては移住を考える人も、島根県という県に魅力を感じるかも知れない。

 

個人的には、半額と言わず、全額補助。しかも、半額は行政がするが、もう半額は県民からの寄付でなんてことになれば、もう島根県最高としか思えない。これは、先の悪いイメージに繋がった、都会からの人を閉め出すイメージを完全に払拭するものだとおもう。

 

もちろん、県出身者のみというのはあるが、これは理解できることだ。さすがに、誰でもオッケーというような余裕は地方都市には無い。それこそ、地方はそもそも崩壊寸前というか、既に崩壊後なのだ。

 

ニュースで都心の繁華街が・・というのをみた。地方ではそういった風景は既に10年以上前に起こった。だが、そのまま放置された。基本的には地方に住んでいる方が悪いという印象だ。

 

だが、地方は今も頑張っている。この島根県の取り組みは、地方の暖かさを思い出させるよい機会になるだろう。

 

私の住む山口県も、どうかこういったことで目立って欲しいと思う。