浄泉爺のブログ

浄泉爺の考え事を記録します(研究のこと、仏教のこと、教育のこと、ドローンとか)

本堂のサウンド環境

寺の本堂の活用という事を考えている。

 

浄土真宗本願寺派の寺の本堂は、基本的には法座で集まる場所であって、法座に向けて最高の状態を維持するのが役割なのかもしれない。例えば、一流のプロゴルフの試合が行われるゴルフコースはおおよそそのプロイベントのためだけに一年間大事に維持管理されている。

 

本堂については、御門徒様のお布施等で維持管理されていると思うと、他の用途に流用しても良いのかと考えると少し微妙な面もある。

 

一方で、寺の本堂は素敵な空間である。静かでひんやりして、そこの居るだけで心が落ちつくような気がする。よく、本堂で読書をするが、大変贅沢な時間であると思う。この空間をどうにか活用できないか。

 

都会においては、寺の本堂の活用は進んでいるようだ。そもそも、都会では大きな室内空間というものが人口に対して少ないだろう。そうなると、そもそも寺の本堂という広めの室内空間は貴重であって、活用したい人は多いと思われ、実際様々なイベントが開催されていると聞く。ニーズがそもそもある。

 

一方、田舎は人口が少ない割に大きな文化ホール的空間が整備されていて、あまり空間に困っていないようだ。むしろ、そのようなホール活用のための活動が多く、田舎のご老人は結構忙しい。そのような、ホールがあることの自体、色々思うところもあるが、今回は触れない。

 

そんなこともあって、田舎の寺の本堂の公共的価値は都会ほど高くないよう思う。が、諦めてはいない。幾つか考えていることがある。

 

その為の準備として、先代が30年以上前に整備した本堂のサウンド環境に次の機器を追加した。

 

 

これで、iPhoneやパソコンのからの音声を本堂設置の比較的大きなスピーカーから流すことができる。実はこれまでは、小型の bluetooth スピーカーで済ませていたのだが、せっかくの大型スピーカーを活かさない手は無いので購入。先ほど届いたの早速設置し、サウンドを流してみると素晴らしい音の広がり。早くにこうしておけばよかった。

 

続いて、直ぐには無理そうだが、大型のディスプレイの購入を検討中。そうなると映画館的な使い方も可能。宗派の映像を流したり、場合によってはスライドを使った教材を見せたりできる。そのようなときに、サウンドは結構重要で、そちらもこれで迫力サウンドが実現できそうだ。実際、ご老人には耳が遠い方が多い。はっきりと聞こえるサウンド環境は、寺の本堂には必須なのである。

 

寺の空間を公共的に使ってもらうとした場合、料金を頂くよりも、掃除等のご奉仕にて維持管理に協力頂くのが良いだろうと思っている。お寺での奉仕活動は、それ自体から得られる感覚がある。様々に活用され、ますます光り輝く場所となって欲しい。

 

浄泉寺の本堂も、徐々にアップデート中。