念仏申すが手にて候。
狂い犬は手をあげるほど吠えたてる。吠えれば吠えよと相手にならぬことじゃ。われが狂い心を相手にして騒ぐほど始末がつかぬ。お念仏申せ! われを相手にするな。吠えれば吠えれと念仏申すが手にて候。
じいちゃんになにがあったのだろうか。何かのトラブルに巻き込まれたのかも知れない。
どなたかの法話で聞いたのだろうか、イラッとしたら念仏を唱えると良いと。その僅かな時間が心を落ち着ける。
知っている人は多いだろうが、110や119という番号は、最後の0や9が、ダイヤル式の電話だと一番遠くにある為に、ダイヤルが戻るのに一定時間かかる。その為、その時間で少しばかり焦った気持ちが落ちつくのだそうだ。
狂い犬という言い方は、今は怒られるかも知れないな。
後半はわれになっているな。結局、相手のペースにのまれてこちらが、実はこちらがおかしくなってしまうと言うことだろうか。
自分が一体何に対して怒っているのか。わからなくなってしまっている人は多いのでは無いかな。
少し心を落ち着けて、今何を感じるべきか、時間をとってみるのも良いかもしれない。
じいちゃんが言うように、
念仏申すが手にて候。